健康な地域社会の実現と 区民福祉の向上をめざして
足はただ歩くためでなく、非常に大切な役割を担っています。足は身体の中で心臓からもっとも遠くにあり、しかも身体の一番下に位置します。
そのため、血液を送り込むにも返すにも大変な力が必要で、心臓のポンプ力だけでは不十分なのです。そこで、このポンプを補ってくれるのが、歩くという運動です。歩くことは、足だけなく下肢の形をさまざまに変化させ、筋肉を伸び縮みさせ、血液の流れをよくします。
心臓の働きを助けるポンプ、それが足の大きな役目の一つで、足が第二の心臓といわれるそのためです。
歩くとき、脚を持ちあげる働きをしているのが腸腰筋という筋肉です、この筋は腸の裏側を通って大腿骨に付いています。
歩くたびに、この筋は伸びたり縮んで太くなったり細くなったりして、腸を身体の中からマッサージしてくれるのです。つまり歩けば歩くほど腸の働きが活発になり、消化も促進されているというわけです。
さて、足に合わない靴で歩いていると、単に歩きにくいとか苦痛だというだけでなく、タコや魚の目、爪の変形、外反母趾といった足の障害、また、頭痛、肩凝り、腰痛、さらにはさまざまな内臓疾患を招くおそれがあります。
男性の65%、女性の95%が靴が原因で足に何らかのトラブルを持っているというデータが報告されています。足に合った正しい靴を選ぶことは健康のためにも重要なことなのです。
足は一日中体重を支えて歩き回るため非常に疲れやすい部位です。それなのに、足の手入れはなぜか疎かにされていないでしょうか。酷使するだけでいたわってあげなければかわいそう。
そこで簡単な足のお手入れ法、ハーブのフット・バスをおすすめします。フット・バスは足の部分浴で疲れてむくんだ足のケアに最適です。
ラヴェンダー、ローズマリーなどのハーブを入れたお湯で足をあたためてマッサージをすると、疲れがとれてリラックスできます。